いざ犬のご飯を作ってみたいと思っても、何から手を付ければいいかわからなかったり、下手に手作りご飯を与えたことで栄養が偏るのを心配したりする人も多いのではないでしょうか。手作りご飯を作るときのベースとなる考え方をお伝えします!
肉・魚類、野菜類、穀類は1:1:1
まず心配になるのが栄養バランスですが、肉・魚類、野菜類、穀物で1:1:1の量になるようにバランスを意識しています。基本的には人間のご飯をつくるときの材料を犬用に少しだけ取り分けて作っています。また、野菜類は2種類以上を混ぜて取り入れています。
犬が食べてはいけない食材に注意
人間が食べれるけれど、犬は食べてはいけない食材が一部存在しています。初めて使う食材は犬が食べて大丈夫か必ず調べてから取り入れるようにしましょう。(私は「犬 玉ねぎ」のように検索して確認しています。)
犬が食べてはいけない食材の一部をご紹介します。
- ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニンニク、らっきょう、ニラなど)
- ぶどう
- チョコレート
- キシリトール
- 甲殻類(たこ、いか、えび、かになど)
- 生の魚介類
- 魚や鶏などの骨(のどや消化器官を傷つけるため)
- お酒
- 塩分や砂糖の多い食べ物(塩分や砂糖を多く含む加工食品や人間用の味付けがされているもの)
例えば塩分の多い食材には以下のようなものがあります。

また、注意が必要なものとしては以下のような食材が挙げられます。
- レバー(ビタミンAの過剰摂取に注意)
- ほうれん草(シュウ酸の過剰摂取に注意。ゆでるとシュウ酸を減らすことが可能)
- カフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶など)
- 生肉や生卵(加熱すればOK)
- 香辛料(基本入れない)
- 煮干し、海苔(マグネシウムの過剰摂取に注意)
カロリー計算と体型管理
犬の適切なカロリーは以下のように計算はできますが、きっちり計算しなきゃと思うと大変すぎて手作りご飯に挫折してしまうと思うので、ざっくりこのくらいと把握しつつ、体つきを日々触って確認してあげて、ちょっと太ってきたかなというときは少し少なめ、たくさん運動した日は少し多めという感じで量を調整しています。
まろは体重2キロなので、一日当たりのエネルギー要求量は208キロカロリーになります。

ボディコンディションスコアという犬の理想体型をスコア化した指標もあるので、わが子をなでなでする際に確認して体調管理するようにしています。

おすすめのレシピ本
犬のご飯は味付けをしないので、基本的には食材を小さく切ってゆでる・炒めるなど加熱すれば出来上がりですが、とはいえどんな組み合わせがいいのか、食材は何を選ぼうか、と悩んでしまう方も多いと思います。無理なく手作りご飯を楽しんでいただくのにおすすめしたいのが浴本涼子さんの犬の手作り健康食です。
このレシピ本は無理のない範囲から始められるレシピをご紹介してくれているので、初心者の私でも楽しくトライ出来ました。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね!